指導者資格試験に密着

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6月16日(金)の稽古では17歳の高校生が指導者資格取得のため審査会を受験していた。

メキシコでのナショナルインストラクターの資格は取得するにあたり18歳以上の年齢制限が設けられているが、私が日頃よりお世話になっている道場「空翠会」は指導者資格が有段者であれば15歳から取得できるのだという。

「少し若すぎるのでは…」とも感じたが、メキシコ空手道連盟に所属していない空翠会が一道場として500人の生徒を集めるまでに発展できたのは、資格取得の年齢制限を引き下げるなどの工夫を凝らしてきたことにあり、それによって一人でも多くの人が空手道に触れる機会を構築することに繋がっているのだとも同時に感じていた。

指導者資格はA・B・Cのランクがそれぞれ設けられており、Cが一番最高の指導者資格となっている。今回の受験した高校生は指導者資格Aを無事取得し、9月から大学生になるため、今後は母校の高校生に空手道を教えるのだそうだ。

ところで空手道を楽しく継続する上でのモチベーションとしては、段位取得や大会で良い成績を残すために努力するなどの目標がよく挙げられるが、今回のケースに照らし合わせてみると若いうちに指導者になれば単純な知識だけでなく、歳の近い若者に負けないよう動ける身体が資本となるため、またそれが高いモチベーションを保つ目的となって鍛錬するようになることを考えると、若いうちに指導者になるということも一概に悪いとは言えないぁと考えていた。

今日の一言

私はメキシコ料理の中でも「ポソレ」が好きで、フィリオ先生に「何食べたい?」とリクエストを求められた際はほとんどの場合「ポソレがいいです」と答えているほど好んでいる。ちなみにポソレとはスープなのだが、レモンと香辛料を自分好みにアレンジすれば疲れた体にちょうど良いのだ。

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